アナウンス「モーニング娘。新メンバーに関して、つんく♂より皆様へのお知らせ。」

明日のライブや明後日のハロー!モーニング。で話しを聞くとまた心境が変化するかもしれない。よく聞いてみると何かしらニュアンスが違っているかもしれない。だからその前に、ニュースを聞いただけの今の感想を残しておこう。今後どのように気持ちが変わっていくか。

モーニング娘。新メンバーに関して、つんく♂より皆様へのお知らせ。
モーニング娘。の第8期(留学生)メンバーといたしまして、中国出身のジュンジュンこと 李純(Li Chun)と、リンリンこと 銭琳(Qian Lin)を迎え入れることを決めましたので、ここで報告させていただきます。

娘。さんたち本位で考えればとてもよいことだと思う。モーニング娘。のエンタテインメント能力はメンバーは入れ替わっていても、デビューしてある程度経って以降は常にほぼ一定レベルを保っている。にもかかわらずバブル期に比べてステータスは雲泥の差。個人的にはバブル期の評価は不当に高いとは思うが、それはそれとしてやはり彼女らもスタッフサイドも現状は不本意ではあるだろう。日本国内で巻き返すのは、エンタテインメント界の盛衰の波動のセオリーどおりであったとしてもあと6年程度必要になる。それならばとモーニング娘。の威光や方法論が未だ通用する可能性のある巨大市場に討って出るというのは至極真っ当な考えだ。むしろこの動きも波動に沿うための一環かもしれない。娘。さんたちにとっても今後のヴィジョンを持てるというのはとても大きいことだろうし、モーニング娘。を話題提供グループとして楽しむ向きもこの動きは歓迎だろう。これまで実効的には行われたことのなかった試みで、具体的にどうもっていくのか、加入によって何が起こるのか見当がつかない。こんなにワクワクすることはない。

ただし、思い入れを持ってモーニング娘。を支持している者たちにはとても高いハードルが立ちはだかってしまった。こちらは例えばただかわいいから支持しているわけではない。かわいいと思ったことも含めて、様々な過程を経て思い入れを持ったからこそ支持をしている。はたして新メンバーにそのような既存メンバーと同等の思い入れを持つことが出来るかどうか。これまでは同じ日本人の価値観を共有しているという当たり前の前提があったが今回はそれがない。そして現時点では意志疎通のための共通言語もない。拒絶するつもりは全くないし、むしろ歓迎したい気持ちではあるのだが、今のところそうした壁を乗り越えて既存メンバーと同レベルの思い入れを持てる自信が正直あまりない。