祝!光井愛佳 モーニング娘。加入一周年

加入一周年おめでとう!
この一年は・・・光井を知ろうにもメディアを通じて接する機会があまりに少なすぎた、というのが正直なところかなぁ。もちろん光井自身の問題ではないけど、とにかく先輩達が加入した際に比べて目にする機会が格段に少なかった。光井がアンラッキーだったのは、光井が活動を本格的に開始した今年春の時点で吉澤に加えて藤本までもが抜けてしまい、モーニング娘。の中に知名度のあるメンバーが0になってしまったこと。この結果、出演可能なメディアが激減して有名先輩メンバーのおまけとしてくっついて出演機会を得てアピールしていくというこれまでの手法が取れなくなってしまったのが痛かった。

魅力を発揮する機会に恵まれていないのも厳しかったけれども、更に光井にとって厳しかったのは、一般層へのアピール以前に、モーニング娘。ファン層へアピールして固定ファンを作ろうにも、固定ファンの元となる、スタンスがフワフワ漂っていて固まりきっていない浮遊ファンが今やほとんど存在しない点。仮に、6期・7期・8期メンバーが、それぞれ加入した時期の浮遊ファンの2割を固定ファンにするだけの魅力を等しく持ち合わせていたとしても、その肝心の元となるその時々の浮遊ファンの絶対数が
6期 : 7期 : 8期 = 100k : 10k : 1k
だったなら、魅力に惹かれて固定ファンとなる絶対数も
6期 : 7期 : 8期 = 20k : 2k : 0.2k
となってしまう。この100k・10k・1kの数字自体に無論根拠はないけれども、指数的な差があるのは確実で、大きく外れてはいないだろう。このように引き込むべき元のファン層がまずきわめて薄い上に、実際は上記のようにアピールチャンスも先輩が加入した頃に比べて圧倒的に少ない。一般への知名度がたとえ低くても固定ファンがそれなりに付けば、この前ラジオで希望していたように写真集を出せたり活動の幅が広がるのだが、現状は自己顕示目的以外の固定ファンが付くのがきわめて困難であるのは想像に難くない。自分が光井にかなりシンパシーを感じているのも、少なくとも現時点では光井の魅力に惹かれてというよりはむしろこのような、7期以上に厳しい環境下で加入してきた者への判官贔屓によるところが大きいと思う、たぶん。

と、はじめからいきなりネガティブに書きなぐっているけれども、そう悲観ばかりしているわけでもない。何と言ってもまだ一年目。何期であろうと、そして機会に差こそあれ、一年目がアピールしていることなんて新鮮さくらいしかない。それにアピールの機会がなかったということは、それだけ魅力が消費されていないということでもある。本人が魅力を持ち合わせているならば、そしてメディアでアピールする機会がいずれ有るならば、その時にため込んだ魅力を発揮することが出来るだろう。それにこれまでの限られた機会の中でも、それなりに光るものも見受けられるし。まずはラジオの一人しゃべり。一人しゃべりなんて、機会がなかったとはいえ5期6期ですら数年かけてやっと会得した能力なのに、加入数ヶ月やそこらであれだけ話せているのは見事。そして人が出来ているらしい点。若年で加入して社会通念が欠如したまま走り出す者が少なくない中、珍しく社会通念を身につけているらしいのも、活動していく上で有利に働く場面が少なからずあるだろう。ルックスも、なんといってもあの黒目がちな目。仔犬っぽさではハロプロNo.1!?

ともかく、釈迦に説法だろうけどこれからも強い精神力を持って前向きに活動してほしい。この世界、きっといいことある、とは言わないけど、それなりにいいことあると思うよ。