ミュージカル「シンデレラ」全般

全般的な感想を簡単に。予想外に好印象のミュージカルで、振り返ってその要因を考えてみると大きくは二点かなぁ。

(1)脚本がしっかりしていた
ストーリーが童話そのもので面白味なく初日こそガッカリしたけど、以後展開を気にせず観劇してみると、王子やシンデレラやシンデレラの親兄弟など主要メンバーだけでなく、それ以外の周りのキャラクターも程良く引き立てられていて、徐々に脚本・演出の隙のなさ・細やかさを感じるようになってきた。演じられ続けている作品というのは伊達じゃないと思った。

(2)宝塚の方が脇を固めていた
やはり宝塚の方の実力は段違いで、結果“歌とダンスで魅せるミュージカル”としては、これまでの「リボンの騎士」も含めたハロプロミュージカル作品と比べて、明らかにワンランク上の作品に仕上がっていた。その立役者は無論宝塚の方々だけど、素人のモーニング娘。メンバーも上手く組み込まれていて、一体となって作り上げた作品となっていたので全然OK!

その他に
(3)アドリブがおもしろくて飽きなかった
(4)単にメンバーの頑張る姿を見てるだけで幸せ
という、よりダイレクトな要因ももちろんあるだろうけれども。

そして結果として、現9人体制での代表作品と堂々言えるもの、この9人の活動の証として堂々挙げられるものが出来たのが、ファンとして何よりうれしい。
出演者の皆さんお疲れ様。