モーニング娘。×つんく♂ 2 [藤本美貴]

「モーニング娘。×つんく♂ 2」 (4) 藤本美貴
読んで感じるのは、際だつ度胸の良さ、冷静さ。場数を踏んでいる強みか、現時点で迷いも見受けられず、確たるモノを持ち、行動スタイルも揺るぎがない。更にしなやかな人間関係も垣間見えたりして、隙がなく安定感は抜群。
気になるのはやはり「モーニング娘。」への取り組み方かな。自己犠牲的なニュアンスは見当たらない。かといって闇雲に尖っているわけでもない。6 期とはいえ年齢的にも能力的にもやはりそれなりの役割を期待せずにはいられないが、そのあたりは見せたくないのか、持っていないのか、こだわりがないのか、臨機応変にということなのか・・・。これ以上は憶測の域なのでここでは踏み込まないし、視聴者の上を行ってソツなくこなし続けてくれさえすればそのあたりを求めたりはしないけど。

藤本美貴語録抜粋
「オトナと接する機会」

“で、デビューするまでは、事務所に来て、OLしてました。”
“かかってきた電話を受けたり、お客さんにお茶を入れたり、みんなが出ている雑誌の切り抜きをしたり・・・・。もちろんレッスンもしてましたけど”
“でも、いい勉強ができたし楽しかったですよ。高校2年になる時に出てきたから、それまでオトナと接する機会なんてほとんどなかったし。いろいろなスタッフさんたちに会ったり、みんながどういう仕事をしているかを知ったり。”

「12人」

“今、飯田さんを入れた12人のことを考えると、“この12人だから一緒にいられるんだな”って思う。たぶん、他の12人でいるのはつらいけど。この12人なら大丈夫、と”

「不器用」

“不器用といえば不器用かもしれないです。誰にでも甘えられるわけじゃないし。頑張っている自分の姿とか、あまり見られたくなかったりするし・・・”