DVD 安倍なつみコンサートツアー2005秋〜24カラット〜

2006/1/25 DVD 「安倍なつみコンサートツアー2005秋?24カラット?」
2005/11/6東京厚生年金会館 収録
全般的に、もともと新曲が少ないしライブの内容も特別変わったことをしているわけでもないので目新しさには欠けるかな。なので「OLの事情」「空 LIFE GOES ON」あたりのあまり聴きなれていない曲は特に新鮮に感じた。あと、「いいことある記念の瞬間」「愛車ローンで」「例えば」あたりはさすが本家本元といった感じ。安倍を含めた当時のメンバーの歌声が曲に染み込んでいて、このあたりは安倍の強みだよなぁ。
歌以外では寸劇。早口言葉→「逆切れ」は面白かった。というか、自分が見に行ったときこんなのやっていたっけ?あとMCは夢の話で、今日はゴリラが出てきたとか、昨日道を歩いていてゴミを捨てて二三歩歩いてあわてて拾い直す夢と見たとか。今日のゴリラの夢はともかく、昨日の捨てて拾い直す夢なんて何か意味ありそう。



ただ、ライブ会場でも今ライブDVDを見ている時でも、気が付くと考え込んでいるんだよなぁ。安倍の売りってなんだろう、と。美辞麗句ならいくらでも並べることができるけど、明快なタレントとしてのアドバンテージが見あたらない。強いて挙げるとすれば8,9年近い実績で、実際自分がこうやってチェックしたり足を運んでいるのもそれに起因する思い入れからだけれども、それは素質的なものではない。そもそもこんなコトを考えるだけ野暮かもしれないけど、たぶん自分の中でフォローし続ける理由がほしいのだろうな。見つからないことイコール、能力とステータスが乖離していることを肯定することになる気がして、安倍を見ていると気が付くといつも考え込んでいる。

ちょうど1年前、安倍は数多いるタレントの中でも希な経験をした。それを武器にアグレッシブに討って出る手もあっただろうが、結局冒険はしなかった。矢口とは正反対の行動を取ったのは、安倍にはまだまだ十分な過去の遺産があると判断したからだろうか。失ったモノはそのまま切り捨てて残りだけでもって活動してゆく縮小均衡の道を選んだ。変わることが必ずしも良いこととは思わない。そもそも変わらないことの居心地の良さもアドバンテージではあるし、余力のない人が背伸びをしてもロクな結果を招かない。では変わらないとして、そもそも今の安倍がこのステータスにあるのは何故か。何を拠り所に今後活動してゆくのか。自分の不明でそれを見いだせないだけなら幸いだが・・・。

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DVDメニュー
01 OPENING
02 恋の花
03 だって 生きてかなくちゃ (with カントリー娘。)
04 MC-1
05 夢ならば
06 なんにも言わずにI LOVE YOU
07 MC-2
08 OLの事情
09 恋した女の子どすえ
10 シャイニング 愛しき貴方/カントリー娘。
11 初めてのハッピーバースディ !/カントリー娘。
12 いいことある記念の瞬間/安倍・カントリー娘。
13 愛車ローンで/安倍・カントリー娘。
14 リアル朗読劇 (ゲットストリーム)
15 Mr.Moonlight?愛のビッグバンド?/安倍・カントリー娘。
16 例えば
17 MC-3
18 さくら満開
19 22歳の私
20 MC-4
21 あなた色
22 恋愛戦隊シツレンジャー (with カントリー娘。)
23 恋のテレフォンGOAL (with カントリー娘。)
 ENCORE
24 空 LIFE GOES ON
25 MC-5
26 腕組んで帰りたい/安倍・カントリー娘。