CD 飯田圭織 「アヴニール〜未来〜」
一ヶ月の間、移動中ずっと聴き続けていたのでそろそろ感想を。はじめにプレイヤーに入れるときは「パラディノメ?恋に身をゆだねて?」 「オサヴリオ?愛は待ってくれない?」のような取っつきにくさを心配していたけど、いざ聴き始めると、普段どこかで何気なく耳にするようなムード歌謡主体の楽曲群で、意外なほどすんなり耳になじんだ。前作、前々作のユーロピアンポップスは、確かに飯田さんの雰囲気に合ってはいるけど、J-POPになじんでいる自分が聴くにはやはり無理があった。今回のアルバムの楽曲は良い意味でアクがなくて聴いていて疲れない。J-POPと比べて音の中でボーカルの占める割合が高いので飯田さんのクセのある伸びやかな歌声が堪能できるのもポイントが高い。ディナーショーなどで直に聴きたいなぁと思う、そんな曲が詰まったアルバム。