ハロー!プロジェクト 飯田圭織卒業スペシャル (05/01/30)

あぁ・・・もう胸がいっぱい。

アンコールで登場した飯田さんは、涙こそ見せているものの、落ち着いてよどみなく最後の挨拶をこなした。物足りないと感じる人もいるかもしれないけど、これが飯田さんの美学。

メンバーから飯田さんへの一言は一転、感情が前面に押し出る。道重が声を詰まらせながらも“可愛がってくれてありがとうございました。”。そして最後に飯田の“うさちゃんピースは?”に泣き顔でにっこりとうさちゃんピース。当に妹がお姉さんに構ってもらっている感じ。こういう絵に描いたような師弟関係もいい。いつもは冷静な田中ももう涙で半分言葉になっていない。亀井も声を詰まらせながら、何度も“絵里は・・”を連発しながら何とか言い切る。そして藤本。“はじめは反抗したり言い返したりしたけど・・・”で、笑いが起こり、会場に漂っていた涙の雰囲気が若干晴れたのも束の間、涙声になりつつも冷静さを装う様が、ソリが合わないながらも共に戦ってきた戦友の別れのようでやはり会場の胸を熱くする。怒られてばかりで嫌われているのではと思っていたという紺野、悩み事を聞いてくれてありがとうという小川、いろいろ教えてもらったと言っているみたいだがやはり半分言葉にならない新垣。そして高橋。いきなりライバルとして頑張りましょうとの発言に会場にどよめきが起きる。後藤のコメントを意識したものだろうか、ともかく相変わらず不器用な高橋らしい突飛な一言だけどこの場面ではそれもまた良し。吉澤、言葉を選びながらも、最後に“薔薇、似合ってるね”などと吉澤にしか吐けない台詞を言ってのける。“かおたん、”の語りかけで始めた石川、声は震えているが笑顔だ。この二人は笑顔で見送ろうと心に決めていたのだろう。そして最後の矢口。この七年間で一番飯田の近くにいた人は“今は胸がいっぱい”“モーニング娘。を任せて”と力強いコメント。

そして、さりげなく最後に胸を熱くさせたのは稲葉さん。会場に終わった雰囲気が漂う中、MCでまことが台本どおり話を振ったのに対し、まだ感動冷め止まぬ稲葉さんは言葉が出てこない。客席だけではなく、ここにもモーニング娘。を愛して止まない人がいた。