2008年を振り返って

最後なので今年の全般的な雑感や今後について。

今年もモーニング娘。シーンは退潮傾向で推移した。それもデビュー以来初めて事実上のレギュラーテレビ番組がなくなるという、接点をメディアに頼る比重の高いファンにとっては決定的・致命的な年になった。
ただハロモニ。系が終了したり紅白への出場がなくなったりしたのは影響絶大だけれども、多くの人にとってはそれらはすでに織り込み済みの出来事だったと思う。個人的にそれより想定外だったのは、オリジナルソングのリリースがシングル 1枚のみだったこと。ハロモニ。系や紅白は外部が絡むことなので仕方がないとして、シングルのリリースのような比較的身内のみで動けることすら疎かになるという、彼女らの近辺に失望していないといったらウソになる。

でも、外部だけでなくもはや内部にも恵まれていないことも含めて、それが現メンバーを取り巻く現況であって運命なのだろう。それらを投げ出す方が意外といいことあるかもしれないのは先輩達が証明しているし、過去の不相応なバブルの宴のツケを自分たちが支払わされることの不公平感もあるだろう。彼女らがそれらを断ち切って、志を保ち続けられるかどうか。

彼女らだけでなく、ファンの側も投げ出すのが楽なのは多くの離れたり流れた人たちを見てわかっている。では自分は…?これまでモーニング娘。に限定せずに時間的余力の範囲内で他のハロプロメンバーもチェックしてきたが、結局昔と変わらず今もモーニング娘。ファンのままで、この調子だと今後も流れるという選択肢は浮かんできそうにない。となると…。
メディアを失い、魅せられる機会は減り、受ける魅力は今後も漸減してゆく。でも彼女らが志を保ち続けるなら、こちらもそんな状況を承知の上でいかについてゆくか頭をフル回転させ続けたい。が、さて魅力の需給の縮小均衡期まで耐えきれるか、それとも徒労に終わるのか。

来年もスリリングな一年になりそうだ。