八王子市民会館 昼公演 (1) [モーニング娘。] (05/04/16)

「報道ですでにご存じの方もいると思いますが、私たちモーニング娘。のリーダー矢口真里は平成17年4月14日をもってモーニング娘。を辞めてソロ活動を行うことになりました」
「きょうのコンサートに矢口さんはいません。本当にごめんなさい」
「矢口さんが自分から辞めると決めたことは、誰にも説明できることじゃないけど、長くやってきた私たちには理解できると思います」
「納得できない方もいると思いますが、私たちメンバーはヤグっつぁん(矢口の愛称)らしい潔い決断だなと思いました。そんなヤグっつぁんの気持ちをくんで下さい」
「私たち10人で矢口さんの分まで頑張っていきます」

公演前までの先の見えない鬱屈感が吉澤のコメントで拭い去られたと感じたのは自分だけではないと思う。
吉澤が矢口の行動を理解できると言ったのだから理解できるのだろう。それならもうそれでいい。別に大した内容を言っているわけではないけど、ただメンバーの口から言葉を聞きたかっただけかもしれない。理解できたふりと信じるふりかもしれないけどそれでも構わない。シーンを続けるためには結局これしかないのだろう。

そして気持ちの面と同時に、メンバーのライブパフォーマンスについてもこの10人で問題がないことはステージを見れば明らかだった。ライブに限っては彼女らは百戦錬磨だ。一昨日の今日でハイテンションだったせいもあるだろうし、さすがに今日は部分的にドタバタしていた箇所はあったけど、ラスト武道館には万全の体勢で臨んでくるだろう。

ただしこれらのことは、矢口の存在意義が準備期間なしのたった二日でほぼ完全消滅してしまったことを意味する。ライブの帰り道に、矢口の7年間と自分の矢口へ向けた7年間は何だったのだろうとふと思い、そして思考を停止させた。こんな終わり方は残念だけど・・・・・・矢口はもう過去の人だ。メンバーも自分も前に向かって突き進む。今後事態が急転回するかもしれないけどこれが現時点での結論。

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