光井愛佳 モーニング娘。加入半周年

1日遅れてしまったけど(もう2日か)、祝加入半周年。というかまだ半年しか経っていないの?と思うくらいの安定感があるんだけど!5期も6期もそして7期も、まだ加入半年後なんて見ていてヒヤヒヤしっぱなしだったのに、光井については既に自分の中では先輩達とほぼ同じ扱いをしてしまっているくらい。ただ、それは光井がというよりも周辺環境がそう感じさせているだけかもしれないけど。既存メンバーの層が薄くなって相対的に新人が活躍できる機会が増えたせいもあるだろう。モーニング娘。のステータスが下がり重要な機会が減ったため相対的に新人を前に出せる機会が増えたせいもあるだろう。とはいえやはり加入後半年の新人でここまでしっかりと堅実に役割をこなせた人はこれまでなかったと思う。しかもしっかり初々しさも残しているあたりがなかなか。爆発力こそ今のところは感じられないけども、光井に任せればとりあえず無難にこなしてくれる、そんな安心感がある。大勝ちに終わるか大負けに終わるか分からない、バクチ性の高い久住に対して、大勝ちはしないけれども決して負けない戦いができそうな人。

光井とその前の久住の二人と、それ以前のメンバーを比べると、やはりオーディションでの選定基準が大きく変わったんだろうなぁと思う。久住は自分への無意識の絶対的な自信をもとに遮二無二突き進み、そして光井は完成された人間性でもって着実に突き進む。どちらも厳しい局面や未知の場面でもくじけない強さが感じられる。たった二人なので断言は無論出来ないけども、ここ二回のオーディションではどんな技能よりも何よりもまず、一人で放りだされてもなんとかしようとする強い精神力を持ち合わせているかどうかを第一の選定基準としていたのだろう。

前回のオーディションの応募者数を見る限り、国内で一般より募集する従来の形式を再度行うのはもうおそらく難しい。となると光井はモーニング娘。最後の正統派メンバーとなる可能性もある。4期までのメンバーを全員送り出したことで国民的アイドルとしてのモーニング娘。の役割が一応終わり、更に異国の新メンバーを迎え入れるというこれまでにない激動の時、先行き不透明感が目一杯漂うこの時に、一番後ろから付いてきているはずの新メンバーであり最後の正統派メンバーが、初々しくも安定して構えていることのなんと心強いことか。釈迦に説法な気もするけど、国民的アイドルでないモーニング娘。の活動に意義を見いだしてこれからも成長過程を見せてほしいなと。