モーニング娘。×つんく♂ 2 [高橋愛]

思いがけぬ事態で状況が激変して、「矢口?吉澤」体制へ普通に移行することを前提にそれぞれが将来を語っているであろうこの「モーニング娘。×つんく♂ 2」の資料的価値も劇的に低下したので、このまま続けるか迷ったけど、もともとある程度の情報の陳腐化は想定していたし、メンバーの現時点について感じていることを書き残しておくというのが主目的なので、基本的に以前と同じスタイルで続けることに。

「モーニング娘。×つんく♂ 2」 (7) 高橋愛
感じるのはささやかな初動らしきものと範囲の広がり。もともと期待が大きく先行するディスアドバンテージを背負って呆然と立ちつくしていたコが、やっと周りを見回して走り出した、そんな明るさが文章に広がっている。
大きかったのは、年齢的に仕事の場で大人と対等に付き合えるようになりつつあるのと、昨年メンバー構成が変わった際に主体的役割を与えられる機会が一段と増えたことかな。その場で最低限の自己表現が出来るのと出来ないのとの差は大きい。以前からそれなりに役割は与えられていたけど、この年齢になってやっと、そういった機会にこれまでの蓄積を活かせるようになったのかもしれない。とはいえこれまでズルズルと煮え切らない動きが続いてきたので、その蓄積がどれほど残っているかという不安はあるけれど。

高橋愛語録抜粋
「3番目」

“春に石川さんが卒業したら、なんと上から3番目ですよ(笑)。年齢的には美貴ちゃんが上なんですけど、6期だから自分が先輩になるんですよね。”

「前に進んでいる証拠」

“今までの自分を認めたくない”ってことは、前に進んでるってことなんだよ・・・・・・って。“あ、そうかぁ!”って、すっごい納得したんです。悩んでるってことは、ちゃんと前に進んでいる証拠なんだって。そしたら、気持ちがスッキリしたっていうか。だから今、こういうことが話せるんですけど”

「ほめられるのは・・・」

“ほめられるのはうれしいんです。ものすごく。ほめられたいし。でも、まだ認めたくない。認めたら終わりだと思ってるので”