モーニング娘。 2010年総括 1「活動全般」
昨年2009年までと比較して、今年2010年のモーニング娘。の「活動内容」で特筆すべきは次の2点でした。
1 亀井絵里・ジュンジュン・リンリン卒業関連
2 ブログ開始
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1 亀井絵里・ジュンジュン・リンリン卒業関連
関連するイベントの開催とグッズの販売が凄まじかったですね。この3ヶ月だけで写真集は「えりりん」「ハロハロ!」「THANKS」、DVDは「卒業メモリアル」「えりりん -Special Edition-」「ありがとう」「ハロハロ!-Special Edition-」「横アリ速攻DVD」、イベントは「えりりん」握手会・亀井ジュンリンFCイベント・バスツアー・「THANKS」握手会・横アリ卒業公演と(抜けがあるかも?)。この他に卒業と直接関係のないイベントの開催やグッズの販売も普通にあったわけで。
あまりの数・頻度に正直引いてしまいましたが、ただイベント開催やグッズ販売自体は決して悪いことではない、むしろ「想い出」のためには好ましいことで、参加や購入するかどうかの選択もファンの側に委ねられることなので、あとは売る側も「想い出」に関わっていることを自覚してのぞんでいたとすれば問題ないですね。
まぁ私自身は上記の大半を見合わせたのでこのくらいで。
2 ブログ開始
メンバー増減以外で従来の活動スタイルからの大きな変化といえば、今年はブログ開設以外にはないでしょう。
ファンは、タレントから常に魅力(情報)を受け続けていないと、その状態を保つ(ファンで居続ける)ことのできない生物です。
ここ数年は、モーニング娘。が魅力を発するのは興行のみで、メディアではラジオで少々、テレビではレギュラー番組が事実上機能せず、一般番組で道重がいくらか頑張っているだけで、興行に足を運ぶことができる人以外がファンを続けることは困難な状況でした。
アイドル最大の武器であるルックスをアピールできる写真の掲載を含めて最新の情報を伝えることができるブログは、有力な魅力(情報)伝達手段で、これによって興行に足を運ぶことができる人以外も、モーニング娘。の魅力をある程度受けることが可能になりました。
ブログのもう一つの利点は、メンバーは魅力を発揮(情報を発信)し続けるために、これまで以上に常に内面・外面を磨き、発信する努力をしないとならない状況になった点です。メンバーの魅力によって生き続けるファンにとっては願ったりの展開です。
いろいろ問題も起こりましたが、メンバーと事務所の力量をそれなりに知るファンにとっては想定内の出来事だったことでしょう。むしろメンバーや事務所がこれまで必死に隠そうとしてきた 名声に対する実力の乏しさを露呈したことで向こうも現状を正視せざるをえなくなり、やっと地に足付けて活動ができる環境が整いつつあるわけで、ウェルカムな展開でした。ここから元々の事なかれ主義のままゆくか、それともアグレッシブに進むかで、後々大きな差が出るでしょうね。実際、別メディアで既に取り組み方によって大きな差が出ているわけですし。