モーニング娘。ファンになって10周年
1998年5月18日に、ポップジャム公録で「サマーナイトタウン」を歌うモーニング娘。を見て、ぼちぼちファン活動を開始して、
2008年5月18日に、それまでにリリースされたシングル全36曲を歌うツアーのファイナル公演をもって10周年を迎えるという、なんだか出来すぎな話な気もするけど、ともかく10年ってあまりに長すぎて正直全然ピンとこない。
良い機会なので10年間を振り返りたいところだけど到底キリがないので、最近何となく考えること「なぜ自分は10年間ファンであり続けられたのか」をちょっとまとめてみた。
これまでモーニング娘。を通じて多くの人と知り合った。その中には今もファンを続けている人もいるけれども、既に大半は別のアイドルに流れた人も含めてモーニング娘。から離れてる。なぜ彼らは離れて、自分は残っているのか。少なからず離れていく人たちを見送ってきたので、その離れた要因をまずざっと挙げてみる。ただしこちら側の事情のみ。モーニング娘。のメンバーが云々とか売り出し方が云々の類は所詮説得力ないので抜きで。
(1)飽きた。集中的に短期間にライブ・イベントに通ったりメディアで見聞きした結果、数年でモーニング娘。に飽きてしまった。他の要因に比べて別のアイドルに流れる率が高い。メンバーの卒業を機に離れる人も基本的にこの要因。
(2)幻滅した。モーニング娘。を過大評価してしまった、または高い理想像を設定していて、スキャンダルも含めて次第に現実とのギャップに幻滅して気持ちが離れていった。特にバブル期のモーニング娘。をデフォルトと思いこんでいた人が多かった。
(3)展開や環境に不満を持った。自分に都合良くいかない、自分の思いどおりにいかないでイライラを募らせて気持ちが離れていった。自己顕示欲を主体として動いている人に多かった。
(4)ブームが終わったから。単に流行にのってやってきて、流行らなくなって去っていった。他の要因に比べてこの世界から完全に足を洗った率が高い。
(5)地方在住。ライブやメディアなど接する機会が少なく、次第に関心が薄れていった。
もともと現場で知り合った人たちが多いので偏っているかもしれない。自分が見てきた人たちはざっとこんなところかなぁ。あまり上手い区分けではないし、たいていは複合要因で離れてるけど。
翻って自分。
(1)とにかく忙しくて自分の周囲の人たちほどは動けなかった。周りはテレビやラジオは即視聴、リリースものは即購入して鑑賞という人が多かったけど、自分はそんな真似は到底出来なかったし、ライブも数年間何十公演と通う人も周りにごろごろいて、対して自分は他のアーティストのライブも結構通っているせいもあるけど年間10数公演が精一杯といった具合で活動量に明らかな差があった。でもその結果、渇望感を保てて飽きずに済んだのかなぁと思う。
(2)モーニング娘。は大好きだし多少の差こそあれみんな魅力を感じているけど、バブル期の世間の評価は彼女らの魅力に対して明らかに高すぎると思ってたし、ブレイクが彼女らの魅力によるものとは全く思ってなかった。世間がちやほやしてくれる分には悪いことではないからそれに乗ってはいたけど。スキャンダルはともかく、その時々のメンバー構成での魅力の総和はデビュー期からバブル期そして現在も大した差はないと思っているので幻滅感も特になかった。
(3)各論で、これおかしくね?ってことはもちろんあるけど、大半は別に目くじらたてることでもないし、概ね理にかなっていると思っているのでこれも特になし。
(4)結局良くも悪くも悪くも悪くも自分は流行とかあまり気にしないマイペース人間なんだろうなぁ。
(5)たぶん自分は東京在住でなければ到底ファンを続けてこれていないと思う。地方在住で頑張っている人はマジすごいと思う。
ともかく、10年はいつの間にやら到達していたけどそれでは今後はというと、メンバーの増減など含めて不慮の事態を除くと、一番の不安要因はハロモニ@の存続かなぁ。これがなくなってメディアで目にする機会がなくなったら、ライブやイベントはあるにしろ関東といえど上の要因(5)に近い状態になるからかなり厳しそう。と先行き不安感はどうにも払拭できないので大層なことを口にはしないけど、でもまぁこれまでどおり一日一日楽しんでいれば、いずれなんだかんだで11周年や12周年や13周年を迎えたりするかも。