モーニング娘。×つんく♂ 2 [吉澤ひとみ]

信憑性が高いかもしれない書籍が出たのを機に、現時点のメンバーについて書き残しておこうかな。一応書籍に添うけれども言葉一つ一つにはとらわれず、モメンタムを重視して極力簡潔に。こういった現状認識はメディアの情報の加減によるので、書いた次の瞬間には陳腐化してしまう部分もあるだろうけど、これはこれで視聴者に伝わってきたメンバーそれぞれの今ということで。
逆あいうえお順で。

「モーニング娘。×つんく♂ 2」 (1) 吉澤ひとみ
文章全体からみなぎる上向きのパワー。おそらくメンバーの中で前作から今回までのインタビュー対象期間内でメンタルの揺れ幅が一番大きかった人だろうな。モーニング娘。に飽きてしまっていた時期と、そして里田、アヤカに出会い、フットサルに出会うまでが隠さず書かれている。もし彼女がそこらのグループのメンバーなら、彼女が言うところの「飽きた」時点で終わりだったかもしれない。でもモーニング娘。・Hello!Projectに組み込まれているモチベーション維持の仕組みは、モーニング娘。に飽きた人を見事にモーニング娘。に回帰させた。人のリズムには波がある。底に沈降していた期間が長かった分、彼女の上昇エネルギーは強い…かもしれない。少なくとも今はそのみなぎるパワーをモーニング娘。にフィードバックさせようとするまでに至っている。体育会系と公言する彼女が、第一期メンバーがいなくなり、石川も卒業するこの時期を上り調子で迎えたことに、何かを期待してしまう。

吉澤ひとみ語録抜粋
「飽きた」

“んー、いつだろうなぁ・・・・・・一昨年くらいかなぁ。2003年くらい。飽きちゃって、さまよってましたね”
“飽きるっていうか、“迷う”って感覚の方に近かったかもしれない”
“1コ1コのことはきちんとやりながら、ちゃんと前には進んではいるんだけど・・・・・・自分の中の“何か”がつかめずにいる、というか。”

「里田とアヤカとフットサル」

“内面的なことを遠慮なく話せることって、すごく大きいですねぇ。そういうところからだんだん、周囲の人たちに対してもオープンになっていけて・・・・・・。”
“ほかの仕事ではけっこう、誰かが“それ、あたしがやりたいです”みたいに言ってきたら“じゃあ、やっていいよ”って譲っちゃうようなところがあるんですけど。フットサルに関しては、譲ってられないんですよ。誰かがやっているところに“いや、ちょっと待って!あたしがやるから!”みたいな。”

「体育会系」

“今は、正直、当時みたいにガンガン叱る人がいないから、ちょっと緊張感が足りなくなっているのかなぁというのはある。言うべき時は、ちゃんと言ってあげないといけないなと。そのへん、ちょっと考えたりまします。体育会系としては(笑)”