モーニング娘。×つんく♂ 2 [矢口真里]

「モーニング娘。×つんく♂ 2」 (2) 矢口真里
表現の場を多く持っていた人なので、本誌の内容もメディアで話していたことを改めて整理してまとめた印象。ただ、メディアの中の肝心のラジオがなくなってしまったので、今同じ内容の質問を受けたら回答のニュアンスがいろいろと変わってくるだろうな。それはともかく、内容に息切れ感が漂うことからも、あらかた自身を出し尽くして現時点のキャパシティの上限に近づきつつある印象。ラジオが終了する今は、放出から蓄積に転じる良い頃合いかもしれない。
そして今後の活動の最大のポイントといえば「リーダー」。気になるのはリーダーである前に一メンバーとしてどのように振る舞うのか。飯田の場合は引いてしまって自身のアピールを抑え込んでしまった。その是非はここではおいておくとして、矢口がリーダーとしての活動と一メンバーとしての活動の兼ね合いをどう取るのかで彼女のモメンタムもかなり変わってくるだろうな。新体制となるこの時期に、リズム的には当面のピークが見え隠れしている矢口と、上り調子のサブリーダー吉澤とで明暗を分ける形になってしまったが、これがどう出るか。

矢口真里語録抜粋
「ソロ活動」

“前よりは、自分のことも考えてあげられるようになりましたね。ひとりでの活動が増えたから、ひとりで考える時間も増えて。それもよかったのかな。逆に、ひとりの仕事をした後で、みんなの中に戻った時に気づかされることも多いですよ。”

「グループの内部の変化」

“たとえば、辻ちゃん加護ちゃんが抜けた時には、“ムードメーカーいなくなっちゃうのかな”みたいな不安もあったんですけど。そこも他のメンバーが自然と補っていくようになったし。そういう関係性はできているのかもしれないです。”

「卒業について」

“今はまだひとりにはなりたくない”みたいな話は、しているんですけどね。今の自分はまだ、メンバーがいるからこの芸能界にいられる、みたいな部分もあるので。いきなりソロと言われてもちょっと無理かも。もう少し時間を下さい・・・とは思っています。”